HSS型HSPとは?外向的なのに繊細な人の特徴と対処法

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『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』

長く自分の性格に落ち込んできたのですが、自分の正体が”かくれ繊細さん”であることが分かり、心が軽くなりました。

私がこの本に出会い、自分を知り向き合い方が分かり自分自身を許せるように、愛せるようになったことをきっかけに、好奇心旺盛なところも繊細なところも、相反する2面を持った隠れ繊細さん(HSS型HSP)がもっと生きやすくなればいいなと思い、ぜひ書籍を一度読んでいただきたいと思い、この記事を書いています。

自分はHSP診断をして90%以上をたたき出したことがあるので、なんとなくHSPなんだろうと思っていましたが、最近HSS型HSPという言葉を知りました。

本の中で良かった部分、見返したい部分を抜粋してご紹介。ぜひこの機会にみていただき、気になったら書籍を読んでみてください。

私は自分を知ることで仕事のペース、働き方が分かるのではないかと思い最近はHSP・繊細さんの本を読んでいます。

私に刺さるように納得のいく言葉たちに出会えたので、今日はこちらの本を紹介していこうと思います。

HSS型HSPとは

HSS型HSPとは、以下の2つの性質を併せ持つ人を指します:


✅ HSS(High Sensation Seeking)

=「刺激追求型」
好奇心旺盛で、新しいことや変化、刺激を求める傾向が強い性格。

✅ HSP(Highly Sensitive Person)

=「繊細さん」
感受性が強く、人の気持ちや環境の変化に敏感で、疲れやすい特性を持つ人。

HSS型HSPの特徴

HSSとHSPは一見相反するように見えますが、HSS型HSPはこの矛盾した性質を同時に持つのが特徴です。

特性内容
✅ 外向的で行動的新しい場所・人・体験を求めて動きたくなる
✅ 内面は繊細刺激に敏感で疲れやすく、感情の揺れも大きい
✅ 気分の波が激しいワクワクと不安が入り混じる
✅ 予定が詰まると疲れるでも予定がないとつまらなく感じる
✅ 人間関係に敏感合わせすぎて自分を見失いやすい

よくある悩み

  • 「動きたいのに疲れて動けない」
  • 「楽しいはずなのに、すぐ疲れる」
  • 「人と会いたいのに、会った後にぐったりする」
  • 「やりたいことがコロコロ変わって自己嫌悪に…」

向いている対処法

  • 自分のペースを守る(予定に“回復タイム”を組み込む)
  • 強みと弱みを理解して、無理のない目標設定をする
  • 感情を言語化・記録して自分の内面と向き合う
  • 一人時間や静かな空間を確保する

HSS型HSPは、自分の二面性を受け入れてバランスをとることがとても大切です。
「繊細なのに行動派」という個性は、活かし方次第でとても魅力的な強みになります。必要なのは、“自分の取り扱い説明書”を作ることかもしれません。

こちらの本では、HSS型HSPを”かくれ繊細さん”と呼んでいるので、私もかくれ繊細さんと呼ばせていただきます。

かくれ繊細さんは、「刺激を求める好奇心」と「まわりの反応に縮み上がる繊細さ」の両方を持っている人で、好奇心はあって積極的なのに繊細さも持ち合わせているから不安になってしまう人。

「だったら、かくれ繊細さん(HSS型HSP)から、そうでない人(非HSP)に変わることはできるのだろうか?」と考えたことは多いかと思います。向き合うのも大切ですが、根本的に治せるならそのほうがいいですからね。

残念ながら答えはNOです。

結論からいうと「生まれながらの特性であるため、変わることはできない」ようです。

人間は進化の過程で、生き残りに不利な特性は自然淘汰されていくはずなのに、HSP特性である繊細さや敏感さ、HSS特性の新しい刺激を求める特性が生き残ってきたのは、それらが生き延びるために有益だったからです。

これらの特性が、食糧と繁殖において有利だったため、淘汰されずにきたようです。

とはいえ、完全に遺伝であると言い切れないのが今のところの研究者の見解のようです。

私はやりたいことはあるのに、少しやると熱が冷めてしまい本当の自分はこれではなかった。そんな感情になることがあります。

やりたいことが分からなくなったきっかけ

1「深く没頭するのに最後までやり通せずに自信を失った」

「やりたいこと探し」をやめられないのは、「没頭が深い」のに「最後までやり通せない」という2つの相反する自分の特性に気づかず自信を失った経験がきっかけになっているといいます。

あんなにどっぷりはまったのに、少ししたらあっさりと熱が冷めてしまった。

そしてそれを、自分のやりたいことじゃないんだなと思い込んでしまうことの繰り返し。

また、かくれ繊細さんは常に頭の中で何かを考えたり、思い出したりしているので一つの言葉から関連事項を想起して話が横道にしれやすく脳のキャパシティーをオーバーフローしてすぐ前のことを忘れてしまいがち。

私もよく相手と話していて、一つの言葉から連想を起こし全く違う話に合わせて返事をしてしまい、相手に何言ってるの?と言われることがあります。

これは、自分の中では関連していることなので連想ゲームとして紙に書きだしたら繫がっているのですが、相手からしたら良く分からないと言われるのは当然のことですね。

2「欲張り」だと思われてしまった

読んでいて思わず「私じゃん!」と声に出てしまいそうになったのが(外で読んでいたので)きっかけ2です。

「かくれ繊細さんは”一石四鳥”を狙っているようなところがある」

四鳥とは、「好奇心を満たすこと」「自分の力を発揮すること」「お金で不安にならないこと」「意義が見いだせること」

ここにもう一つ付け足すならな、「自由な働き方であること」が入りそうです汗

楽しいうえにスキルも身に付き、人の役にも立ち、稼げて自分の将来にもなる。そして自分の働きたい場所や時間は自分で決められる。

世の中からみたら欲張りに見えても仕方ないかもしれません。

でも、その全部がほしいと本気で思っているのがウソ偽りのないかくれ繊細さんの気持ちだと思います。

どれか一つが満たされても、全部のピースが揃っていないとどこか満たされない気持ちになる。

お金を稼げるようになっても、やりがいがなければ満たされない。本当のことを言えば好きなことで、やりがいを持って自分の自由に働く環境で、自分の好きな人だけを集めた環境の中でお金を稼ぎたいと思っている。

とはいえ、それを正直に言ったら欲張りだと言われてしまうので、表向き自分は欲張りではないと見せかけます。

かくれ繊細さんの特徴↓

・大胆な行動をとり外向的なのに傷つきやすく繊細

・人とうまく付き合えているようで、誰かの小さな発言でもやもやしている

・おもしろいことや感動することが大好きで心が洗われるような体験を求めて、さまざまな分野に興味を持つ

・取り組み始めると集中してのめりこむ

・すでに他の人がやっていることに興味を持たず、人がしていないことをやりたがる(自分が第一人者になれるような、未知の分野を探す)

「やりたいこと」はもっと自由な設定でいい

かくれ繊細さんは、「普通」や「標準」に合わせようとしすぎるがゆえに、自分が本当に感じた「これ、やりたい」を蔑ろにしてしまう傾向があります。

自分の感覚を信じてわき目も振らずに進めば力を発揮できるのに、人と比べて急に力を発揮できなくなってしまうからです。

誰かと比べて自分を鼓舞できるならプラスですが、人と比べて自信喪失になり、やりたいことも投げうってしまいやすいものです。

「やりたいこと」で挫折するのを防ぐポイント

・やりたいことはすごくなくていい

かくれ繊細さんは、小さな気づきを「たいしたことでない」と過小評価するくせがあり、「大きなこと、すごい」と言われるようなことでないと認めてもらえない気持ちになります。

最終的に大きな成果を上げることは頭の片隅においておき、小さな成果をコツコツと積み上げ達成していくことのほうがかくれ繊細さんには最善の進み方だといえます。

・やりたいことは仕事にならなくてもいい

仕事にする、お金を稼ぐ、とお金になるかどうかで判断をすると視野が狭まります。

「人から喜んでもらえたから、もっといい方法ないかな」くらいの肩の力が抜けた状態のほうが気持ちの負荷になりません。

「稼ぐぞ!」と意気込むよりも、「こんなこと始めようなんて、自分イケてるなー!」くらいのほうが本領発揮できて、心も疲れずにやりたいことで結果的にお金を稼ぐことができる。

正直、なにが当たるのか売れるのかは場数を踏んだ経営者くらいしか分からないので、自分がいいなと思うことをコツコツ続ければ見てくれる人は増えていくものです。

それには、自分が楽しいなーと思えるものでないと続かないので、最初は趣味範囲ではじめて後に収益化できたというほうが、その後の流れも把握しやすいし、自分でもお金を稼ぐことができたという自信に繫がります。

・やりたいことはどんどん変わっていい

かくれ繊細さんはやりたいことを長い期間同じように続けることはできないという覚悟を持った方がいいです。

「やりたいことなら、ずっとできるはず。」という常識の枠から抜け出して考えることが必要です。

繊細さんはやりたいことがコロコロ変わる人で転々とすることも自分で許すという覚悟を持つことで自分に優しくなれます。

・やりたいことは人のためでも、自分のためにならなくていい

私は誰かのためでないと、続ける意味がないのではと思っていました。

一緒に誰かと過ごしているとき、相手は本当にこれがいいと納得してくれてるかな?私に合わせているんだったら私も次は合わせよう、本当はもう帰りたいけど、相手が楽しそうにしているからもう少し付き合ったほうがいいよね。

こんな風に相手に合わせて自分の感情よりも相手が嬉しいと私も嬉しいはずと思っていませんか?

相手だって、やりたいことがあればあなたに言ってきます。逆に相手はあなたの感情が分からないからこそ気を遣ってしてくれている場合もあります。特に親しい人といる場合には、自分のためだけに居心地を追求する練習をしてください。

「私が今したいことは?」と自分としっかり対談できるようになることが第一歩だといえます。

・やりたいことのために踏ん切りをつけない

0か100か極端なのも、かくれ繊細さんの特徴だと言えます。

金銭面での潔さは注意が必要で、何かを決意したときに収入をいきなり0にするのではなく、徐々に状況をスライドする方が合っています。

いきなり収入がない状態では、緊張からストレスが生まれやすく、本来集中するために辞めたのに焦りからアイディアが生まれなくなり生活への影響が生まれやすくなります。

後ろの扉を閉め、清水の舞台から飛び降りるやり方はかくれ繊細さんには向いていません。

・やりたいことができないときに怠け者認定しなくていい

「やりたいこと」を達成するために、休みも怠けも必要です。

かくれ繊細さんは休むこと、怠けることをダメなこと、決めたことができない自分はダメな人間でこんな自分は成功者にはなれるはずない、もっとストイックにならなければ!と。

休むことで罪悪感を抱きながら休むので当然心は休まりません。かくれ繊細さんに必要なのは自分のペースで休むことです。かくれ繊細さんはしっかりと休んだら、またエネルギーが回復し動き出すことができます。なので休む時は何も考えないほうがむしろ本領発揮できます。

「やりたいこと」は、誰かに認められるものでなくてもいい。
かっこよくなくても、ずっと続かなくても、途中で変わってもいい。
大事なのは、“今の自分が少しでも心惹かれること”に、正直になれること。

周りのペースや評価に振り回されず、自分の感性を信じてみる。
それだけで、きっと少しずつ「自分のやりたいこと」は、見えてくるから。

自分の「やりたい」を、もっと自由に、もっと優しく捉えてあげましょう。

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